パーソナルトレーナーとして、活動する上で避けて通ることはできない新規のお客様の集客
周りのパーソナルトレーナーを見ていると Instagramに力を入れていたり、Youtubeでエクササイズ動画を発信していたりやり方は様々です。全部試してみるのも良いですが、できることなら最短ルートで自分に合ったWeb媒体の活用法を知りたいところです。
今回の記事では新規集客のためにWebを活用しようとしているが、何から始めたら良いか迷っているパーソナルトレーナーに役立つ情報を発信していきます。
〇〇が良い!というものはありません。
とりあえず全部やってみることが良いと言ってしまえば、身も蓋もない話ですがパーソナルトレーナーで独立したばかりの場合は見込み顧客がいない限り、時間が余っていると思うのでやってみる価値はあります。実際に使ってみることで、それぞれの特徴がわかり、向き不向きがわかります。どの媒体を使用したとしても重要になるのが、継続的な情報発信なので、続けやすい情報発信媒体を見つけると言う意味では試してみると良いです。
しかし数あるSNSの中でも、独立したてのパーソナルトレーナーが着手すべき媒体には優先順位があります。
Webでの施策はリアルと違い、簡単に始めることができます。そのため実行→改善のサイクルを回しやすい利点はありますが、気軽に始められる反面、どのような目的で行うかを明確にしておかないと成果が現れず、継続できなくなり、集客が難しくなります。
パーソナルトレーナーのWeb集客で用意すべきもの①「HP(ホームページ)」
独立したてのパーソナルトレーナーが準備すべきものはHPです。HPはWeb上のあなたそのものと言っても過言ではありません。あなたのパーソナルトレーニングはいつ、どこで、いくらで受けられて、どのような効果が期待できるのかを明記することが大切です。前述の情報は対面であれば、伝えることができます。しかし、対面で会った時にしか伝えられない状態はもったいないですね。あなたが寝ていても、セッションをしていても代わりに情報を発信し続けてくれるのがHPとなります。
最近はネットユーザーがSNSで情報を検索するということもあり、今時HPなんてと思うかもしれません。
しかし、SNS単体であなたが知りたい情報を完璧に知ることはできたでしょうか。例えばInstagramでパーソナルトレーニングの料金を知りたい場合、モノであれば簡単に知ることができますが、パーソナルトレーニングのようなサービスだと、料金以外にも知りたいことが盛り沢山であることがほとんでしょう。そのような時にInstagramでその他の情報を得るために、過去に投稿を遡ってみたり、ハイライトを覗いてみたり恐らくしないはずです。
HPの良いところは、設計によりますが未来のお客様が知りたい情報が全て集約されているところです。うまく作ればお客様へサービスを紹介する際の資料にもなり得ますし、紹介をされる時にもHPを渡すことで、スムーズにご紹介いただけるなどのメリットもあります。HP =SEOで集客なんてのはありがちですが、オフラインでも十分に活用できますし、HPを作っておくことで他媒体(SNSやGoogleマイビジネスなど)からの導線を繋ぐこともできますし、他サイトでも紹介されやすくなります。
なので独立したばかりのパーソナルトレーナーは不恰好でも良いので、あなたのパーソナルトレーナーとしての情報が集約された最低限見やすく、使いやすいHPは用意しておくべきです。
パーソナルトレーナーのWeb集客で用意すべきもの②「Youtube」
次に用意しておいた方が良いのはYoutubeです。伝えられる情報量の多さがテキストや写真と比較して、段違いだからです。パーソナルトレーナーの運動指導やセルフケアと相性が良く、レッスンの前に人柄や視聴者がパーソナルトレーニング中のイメージをしやすい所も利点となります。
自分がよく使うフロア系やストレッチ系のエクササイズでも、用意をしておくと実際に指導が始まった際に、宿題動画として活用することが可能ですし、トレーニングの考え方などをあらかじめ録画しておくことで指導前にお客様がメソッドを把握できるようにしているトレーナーもいるそうです。(お客様談)
また、最近ではYoutubeの動画もGoogleの検索エンジンで優先的に表示される場面も出てきたので、多くの未来のお客様の目に触れると言う意味ではYoutubeの運用も始めておくのが無難でしょう。
動画編集の手間はかかりますが、過去に数万回再生されている運動指導系の動画を見てみると、意外と最低限の編集とカットで出来ていることがあります。
つまり編集で効果音を挿入したり、エフェクトを挿入したりすることが最重要ではないことがわかります。大切なのは読み手、視聴者目線でつくることです。
パーソナルトレーナーのWeb集客で用意すべきもの③「LP(ランディングページ)」
ランディングページとはHPとは異なり、商品やサービスの魅力を盛りだくさん掲載したセールス用のWebページです。
HPがあなたの総合案内所であれば、LPはセール情報などを記載したチラシのようなものです。(わかりづらい?)
LPは主にWeb広告とセットで使用します。LP自体が顧客へ販売を促すページなので、LP自体に早期にアクセスせすを集め、無料体験や購入をしてもらう必要があるためです。
ブログのようにSEOを意識して、コツコツGoogle上の評価を上げたり、SNSからアクセスを狙うものではありません。
パーソナルトレーナーのWeb集客で用意すべきもの④「広告アカウント」
次に③に記載した、LPを最大限活用するために広告アカウントを用意します。
広告を打つためには各媒体の審査をクリアする必要があります。また広告を一本出すためにも細かな設定や、その広告の目的にもよりますがアクセスを集めたいページにタグというものを埋め込む作業が発生します。広告用の画像や動画を準備するなど諸々行なっていくと、広告をいざ打とうというタイミングで手間取ってしまい、出稿のタイミングが遅れてしまいます。
すぐに広告運用をしなくても、最低限FacebookやGoogleの広告アカウントはすぐに使えるように用意しておくと良いでしょう。
上述した媒体以外にも広告はありますが、まずはGoogle広告とFacebook(Instagram)広告のアカウントを作成しておくことをお勧めします。
最後に
パーソナルトレーナーが独立してからしなくてはいけないことは、専門知識を身につけることではなく「どのように人を集め、サービス提供をして、お金を頂くか」です。よく契約が取れないパーソナルトレーナーが陥りがちなのは、専門知識をさらに深めて提供できる価値をあげようとすることです。
しかし、お客様のいない状態は、まだ価値提供のできる相手がいないので、自分を知ってもらう活動が重要になります。では自分を知ってもらうためにすべきことは専門知識を身につけることではないはずです。今の時代はHPも無料でWebサイトビルダーを使って、立ち上げられる時代です。もちろん専門家が作るWebサイト程完成度の高いものはできないかもしれませんが、最低限自分の行っているサービスや自己紹介、誰にとって有用なサービスなのかなどは伝えることができるはずです。小さなことからコツコツとトライアンドエラーを繰り返しながら、パーソナルトレーナーとして価値提供していきましょう。
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