パーソナルトレーナー

シューフィッターが教えるセッションで使える「シューズ」の評価方法

パーソナルトレーナーのあなたはクライアントのシューズを気にしたことはありますか?

実はシューズが動作に与える影響はとても大きいです。

スニーカーは歩きやすいけど、ブーツは歩きにくいですよね!
これは当たり前ですが、同じタイプのシューズの中でも、履く人の足の特徴によって
履き心地や歩きやすさは変わります。

今回の記事では、明日からのセッションクオリティが上がる、シューズの評価についてご紹介します。

トレーニングに向かないシューズ

まずはトレーニングに向かないシューズについて解説します。

・つま先に1cm以上の余裕がある、大きすぎるシューズ
・ランニングサポート機能の高いシューズ
・アウトソールの設置面が少ないシューズ
・芯がない柔らかいシューズ 等

これらのシューズが私のよく出会うトレーニングに向かないシューズです。
このシューズをクライアントが履いていた場合は、裸足(靴下)でのトレーニングを進めるか、靴のフィッティングをします。

ぶかぶかのシューズ

大きすぎるシューズは足の機能を最大限まで高めることが出来ません。
足には動作中に安定させたい箇所と可動させたい箇所があります。
シューズには安定させたい箇所(踵骨)を抑える役割があるのですが、大きすぎるシューズではそれが出来ません。
そのままトレーニングをすると、不適切な動作の繰り返しにより動作中のアライメント不良が起きることもあるので、避けたいですね。

ランニングサポート機能の高いシューズ

ランニングシューズは特に、これからマラソンを始める方におすすめのシューズはトレーニングに向かない場合があります。
なぜならランナーにできるだけ負担のかからないように、工夫が施されているからです。
わかりやすいのは、アウトソール(靴底)の反り返りです。
前進しやすいようにつま先が床から浮き過ぎているシューズは、重心を後方へ移動しやすくなります。
実際に履いてトレーニングをしてみるとわかるのですが、このシューズでは足指も浮いてしまいバランスも取りづらいです。

スクワット動作のような立位で行う種目は床反力をもらうことが大切ですが、そのためには床に対して効率よく力を伝達する必要があります。床への出力が不安定になるので、こうしたシューズも極力避けたいですね。

アウトソールの設置面が少ないシューズ

こちらは上記のランニングシューズ同様、不安定で床反力がもらいづらくなります。
凸凹したシューズ(例えばリーボックのジグテックなど)もフロアでのトレーニングでは不安定になるので、避けた方がよいでしょう。

芯がない柔らかいシューズ

最後は柔らかいシューズです。
こちらも上述した、安定担当と可動担当がそれぞれ役割を発揮しづらくなるため、避けたいシューズです。簡単に言うと簡単にねじれて、どこからでも折り曲げられるシューズが該当します。
足袋シューズや5本指シューズ(いわゆるベアフットシューズ)も該当しますが、足のアライメント不良が起こっている方は、こうしたシューズは選ばず踵骨を安定させる機能を持ったジャストサイズのシューズを選ぶとよいでしょう。

良いシューズの3つのポイント

良いシューズのポイントは3つです。

・ジャストサイズ
・踵が安定する
・適度に捻れる

これらのポイントが抑えられているかチェックしてみましょう!

ジャストサイズである

ジャストサイズかどうかは専用の機械で測定したり、フットゲージ、フットプリントなどを使って判断したいですが、セッション中であれば「現在履いているシューズの中にあるインソール」を使用する方法がやりやすいでしょう。
インソールを取り出し、踵とインソールを合わせることでつま先の余りが確認できると思います。
この余りが1cm以上の場合は、シューズが大きい可能性が高いです。

踵が安定する

踵の安定は「シューズの踵部分の硬さ」で判断するのが良いです。
踵の部分を摘んだり、横に折り曲げてみて簡単に折れてしまう場合は、シューズの安定性が低い可能性が高いです。
シューズを踵に合わせた時に、踵を包み込むことで、足がぐらつかない程度の硬さがおすすめシューズです。

適度に捻れる

シューズのつま先側と踵側をつかみ、雑巾絞りのように軽く捻ります。
靴の中心に芯があり、適度に捻れるシューズがトレーニングシューズに適しています。
シューズを中央から、折り曲げようとした時に簡単に折れ曲がってしまうシューズは芯の部分が柔らかいか、入っていない可能性が高いので、このようなシューズは避けましょう。

シューズの評価方法

最後にシューズの評価方法です。

シューズの評価方法は上述した、良いシューズのポイントをチェックすると良いです。

  1. サイズ
  2. 踵の硬さ
  3. シューズの柔らかさ

サイズ

まずはサイズをチェックしましょう。
インソールを取り外せるものは、取り外してインソールを踏んでもらいます。
踵に合わせた際に、つま先部分が1cm以上余る場合はシューズの見直しをしましょう。
もしくはシューズの形状によりますが、靴底(アウトソール)に足を合わせ(右足なら、左のシューズ)足の横幅が靴の横幅をはみ出していないかをチェックしましょう。
こうすると、縦のサイズ(足長)だけでなく、足の横幅(足幅)の評価になります。

踵の硬さ

次に踵の硬さをチェックしましょう。
踵の硬さはとても重要です。摘んだり折り曲げたりして、簡単に形状が変わらないかをチェックしましょう。
踵に合わせてシューズを履き、かかとは安定中足部以降は可動し、足指が自由な状態が理想的です。

シューズのやわらかさ 

シューズ全体の硬さを最後にチェックしましょう。
特にシューズを中央から折り曲げた時に、簡単に曲がってしまったり、雑巾搾りをした時に一蹴してしまうものは柔らかすぎると判断してもよいでしょう。

一見柔らかいシューズは足馴染みもよく、フィット感もあるように感じますが、足を機能的に使うためには「安定」と「可動」のバランスをシューズが妨げないもしくはサポートすることが重要です。

最後に

パーソナルトレーナーは身体評価をできることはもちろん、クライアントに合った道具の評価もできるようになることで、よりパーソナライズしたアドバイスが可能になります。

例えば、最近は宅トレも流行っていますが、どのツールを最初に購入するべきか、重さはどうしたらよいか、悩んでいる人は少なくありません。
〇〇さんの場合なら、ツールAとツールBを購入し、重さはxkgが良いですといったアドバイスが出来ると、その方のフィットネスライフがより一層、ご自身に合ったものになるので、さまざまなツールが増えてきた現代だからこそ、こうした知識も身につけることがよいと考えています。

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