今回の記事ではあなたのクライアントが最高のパフォーマンスを発揮するための方法をお伝えします。
クライアントが生活の中でパフォーマンスを上げることは人生の質を向上させることに直結するでしょう!
仕事やスポーツ、コンクールなど生活の中で高いパフォーマンスを発揮する必要がある場面は
ほとんどの方に訪れると思います。こうしたイベントがなくても、日常生活で高いパフォーマンスを発揮できるようにすることは、多くの方にとって有意義なことだと思います。
パーソナルトレーナーは筋肉を鍛えるだけではなく、鍛えた結果(セッションを行なった結果)生活の中でハイパフォーマンスを発揮できるように、クライアントの生活をデザインできるとより良いでしょう。
今回の記事ではスポーツ心理学をまとめた内容になっております、ぜひ最後までご覧ください。
最高のパフォーマンスは適度な緊張とリラックスの中間にある
知ってましたか?最高のパフォーマンスは力を抜きすぎても、緊張しすぎても発揮できないということを。
人前で話す時や、スポーツの時など緊張のし過ぎで、動きが硬くなったり話すことを忘れてしまったりすることはよくある気がしますが、力が抜けすぎても高いパフォーマンスを発揮することはできないのです。
力が抜けて、ぼーっとしすぎている時や、反対に緊張して力んでしまう時を見極め、状況に合わせてリラクセーションやサイキングアップを使い分けられるようになると、ハイパフォーマンスを発揮する助けになります。
自分を俯瞰し、緊張とリラックスを見極める
リラックスの方法や緊張感を高める方法をクライアントに伝えることは重要ですが、本人が自分の状態を俯瞰して、見極められるようになることはとても重要です。
あなたがもしも、すでに指導現場に立っている場合は、クライアント本人が緊張状態にあることに気づいていないケースがあることがわかるのではないでしょうか。
ここでは自分自身で、心身の状態を知る方法についてまとめます。
取り上げたい過去の一部分を切り出して、思い返してみる
例えば、大切な面談の場面でうまく話すことができなかった。大会で思うように体を動かす事ができなかった。このような場面を切り取り、その場面でのイメージや体の感覚、気分、相手(聴衆や試合の相手、面談相手など)の様子を思い浮かべます。
思いついたことをノートや付箋に書き出し、整理する
なんでも良いので、思いついたことを書き出して関連する内容をグループ分けしたり、関係性をまとめたりしましょう。
気づきをノートに書き出す
再度、書き出した内容に対して感じたことを書き出したり、その場面ではわからなかった感情などを俯瞰しましょう。
こうすることで、〇〇だから緊張してしまった、思考停止してしまったなど行動と気持ちの関連性が見えてきます。
自分でできる緊張法(サイキングアップ)
自分が俯瞰できるようになったら、状況に応じた緊張感を高める方法や気持ちをリラックスさせる方法を身につけましょう。
まずはサイキングアップについて記載します。
重要なのは心拍数、体温を高める事です。
大きな声を出す、体を叩くなどはわかりやすいですが、日常生活ではなかなか難しい方法なので
声は出さずに息を細かく、強く吐く呼吸法は実用的でおすすめです。
またアップテンポなBGMを聞くというのも効果的でしょう。
自分でできるリラックス法(リラクセーション)
次にリラクセーションについてです。
こちらも日常生活に取り入れるなら、呼吸法がおすすめです。
お腹がしぼむまで長く息を吐き、吐ききったらゆっくりと鼻で息を吸いましょう。
吸う息が1に対して、吐く息が2から3になるように呼吸をしてみましょう。
またパーソナルトレーニング指導の際にも使用しているかもしれませんが、筋弛緩法もおすすめです。
肩をすくめて、耳と肩を近づけます。数秒間キープした後に脱力をしましょう。
力が抜けていく感覚が感じられると、より効果的です。脱力時に息を吐く事でさらに脱力感を
味わうことが出来るので、呼吸も合わせて行いましょう。
まとめ
今回の記事はスポーツ心理学を活用して、クライアント自身が自分を俯瞰して、状況に応じて緊張とリラックスをコントロール出来る方法をお伝えしました。
せっかくトレーニングにお越しいただいているので、セッションの場だけではなく日常生活でのパフォーマンス発揮や体調改善までサポートできると良いですね!