今回の記事はパーソナルトレーナーは実際にどれくらい勉強するべきかについてです。
またトレーナーが学習する分野は多岐に渡るので、何を学習したら良いか分からないというトレーナーに向けて、私なりに見つけたおすすめの勉強方法をお伝えします。
結論
まずは結論です。
トレーナーはどれくらい勉強したら十分かというと、目の前のお客様が求める効果を出せるようになれば十分と言えます。
決して、資格の数や勉強会の参加回数ではなくパーソナルトレーナー自身が身につけた知識を使って、悩みを解消できるようになったらと考えています。
おそらく多くのトレーナーの学習する目的は、ダイエットを成功させたりクライアントの悩みを解消するためだと思います。
しかし、パーソナルトレーナーの学習には終わりはなく、人体にはまだ解明されていないことも多いので、突き詰めるのであれば永遠に学び続ける必要があります。
勉強が苦手だけど、パーソナルトレーナーを続けていきたい方は、自分の解決できる領域を限定し、その専門家になれるように学習するとよいでしょう。(極端に言うと、筋トレの専門家で食事のことは一切学習しないなど。筋トレも学習を進めていくと、栄養学の知識は必須ですが、ここでは一つの例えとして捉えてください。)
大切なことはお客様の求めていることを学ぶこと
パーソナルトレーナーの学習で大切なことは「お客様の求めていることを学ぶことです。」
すでにトレーナー活動をしている方はご存知の通り、毎年新しいトレーニング理論が海外から日本に入ってきたり、最近ではウェアラブルデバイスの発達や健康食品・サプリメントなども豊富な種類が市場で展開されたりしているため、知っておきたいことは無数にあります。
しかし、新しいことを学ぶには時間とお金がかかるので、全てを学ぶことは難しいでしょう。
トレーナーの価値(あなたの評価)はお客様が決めることで、あなたがどれだけ資格取得をして、寝る間も惜しんで勉強をしたとしても、目の前のお客様にとって役立たないことは本質的には評価されないでしょう。(勉強熱心で頑張っているね!という評価は受けられるかもしれません。)
まずは目の前のお客様の悩みを解消する。例えば
・ダイエットしたい
・腰が痛い
・よく眠れない
・スポーツのパフォーマンスを上げたい
カウンセリング以外でも会話の中で、お客様の言語化できない悩みは見えてきます。
悩みベースで学習を始めた方が、むやみやたらに流行に手を出すよりは効率のよい学習ができるでしょう。すぐに使わない知識と実践は忘れてしまうので、実体験ですが必要になった時に結局学び直しをします。
もちろん事前に知識を持っていることで、指導中に助かった部分はありますが
指導歴が浅くても問題なし、大切なのはアウトプット力
トレーナーの知識量に差があり、Aが100でBが50の場合
100の知識を持っているトレーナーの方が間違いなく良さそうに見えますが、目の前のクライアントの問題解決に必要な知識をアウトプット出来なければ(悩み解消できない)、良い指導とはいえないでしょう。
50の知識量しかなくても、クライアントに合わせた指導ができるなら、そちらの方が目の前のクライアントにとって価値があると言えます。
まとめ
まとめです。
パーソナルトレーナーは勉強し続けることが大切ですが、あえて「どれくらい」勉強をすれば良いかというと、ここでの結論は「お客様の悩みを解消できるまで」としました。
学習内容はお客様の悩みや、言語化できない悩みをベースに進めていき、時間があれば流行のトレーニングを学んでみたり、別のことに時間を費やすことがよいでしょう。
パーソナルトレーニングで大切なのは、指導歴よりも目の前のクライアントの課題解決に必要なアウトプットが出来るかどうかです。
適切なアウトプットをするためには、大量にインプットをする必要がありますが、インプットする内容は勉強を始める前に決めると思います。
そこで、今回の記事を参考にしていただきパーソナルトレーナーとしての学習を進めてみてください。